主婦の休業損害と通院慰謝料が倍になり約80万円増額した事案

後遺障害等級
なし
傷病名
頚椎捻挫
最終獲得額
155万円
保険会社提示額
75万円

ご相談内容

被害者 30代 主婦
部位
傷病名 頚椎捻挫
後遺障害等級 なし
獲得金額 155万円
相手方保険会社から提示があった段階でご依頼をいただきました。相手方保険会社の提案内容は,治療費,通院慰謝料等の損害額総額を丁度120万円としたもので,自賠責保険の範囲内での提案となっていました。 休業損害と通院慰謝料が低いのではないかとのご相談でした。

サポートの流れ

項目 サポート前 サポート後 増額幅
後遺障害等級
入通院慰謝料 45 91 46
休業損害 30 64 34
逸失利益 0
後遺障害慰謝料 0
治療費 0
合計 75 155 80
単位:万円
被害者には,休業損害と通院慰謝料が増額する見込みであることと,示談交渉での予想金額をお伝えし,ご依頼を受け,交渉を始めました。

解決内容

主婦の休業損害は,倍の金額となりました。ベースとなる1日当たりの金額と,休業日数を増加することができたためです。かなり良い内容の金額となりました。 通院慰謝料についても,倍の金額となりました。自賠責保険の計算方法から赤い本の計算方法へ変更することができたためです。

所感(担当弁護士より)

本件のような非該当の事案でも,多くの場合,増額が見込めます。 共通するのは,通院慰謝料の増額で,相手方の主張が,自賠責保険基準や任意保険基準である場合,裁判基準である赤い本ベースの計算方法に変更し請求します。本件のように,通院慰謝料が相手方の提案の2倍程度の金額になることはよくあります。 本件は,主婦の休業損害についても約2倍の金額になりました。そもそも,主婦の休業損害については,相手方保険会社の提案には計上されていないことが多いので注意が必要です。主婦の方は,会社員のような欠勤や有給休暇がないため,仕事を休んだという認識があまりなく,気づかないことが多いようです。 また,パートなどで仕事をされている兼業主婦の方も,主婦の休業損害の請求が可能であるにもかかわらず,計上されていないことが多くあります。当事務所では,主婦の休業損害については,必ずチェックをするようにしています。

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